ローカルでLaravelプロジェクトを複数同時に立ち上げたいとき
TL;DR
やり方だけ教えてくれ!という人向け
// ビルトインサーバを立ち上げる際、--portオプションで立ち上げるポートを指定できる。 // これでポートが被らないように2つのLaravelプロジェクトを立ち上げる。 php artisan serve --port=9000 php artisan serve --port=9001
バージョン差異を勉強したかった
地道ながら経験を積ませていただいていると、 案件にて「エンハンス対応なんか頼めますかね~?」と聞かれたりすることも出てきた。
エンハンス対応・・・ここでの意味は「Laravelのバージョンアップ作業等」を指します
頼まれる仕事の範囲が増えることは大変喜ばしい。その際に必要となるバージョン間での差異を勉強するべく、
まずは自宅でいろいろ動かしてみようと思った。
バージョンを指定してLaravelをインストール
バージョンを指定して、インストールします。ここ大事。
何も指定しないと勝手に最新版が入るようになっていたはずなので注意。
// 以下記述方法 composer create-project --prefer-dist laravel/laravel "自由なProject名" "バージョン指定(5.1, 7.*など)"
// バージョン5.5でインストール composer create-project --prefer-dist laravel/laravel laravel5_5 "5.5" // バージョン7でインストール(マイナーバージョンは特に指定なし。) composer create-project --prefer-dist laravel/laravel laravel7 "7"
ちなみにバージョン指定したLaravelのインストールでちょっとだけ色々ありました。その記事は以下。
無事2つのバージョンをインストールできた!
同じディレクトリにlaravel5.5のプロジェクトとlaravel7のプロジェクトをインストールした。
ポートが衝突しないようにビルトインサーバを立ち上げる
無事プロジェクトが作成できたので、早速おなじみのビルトインサーバを立ち上げてみる。
ビルトインサーバ・・・Laravel内のArtisanコマンドで標準で持っている簡易サーバ。
が、デフォルトでは 8000
ポートで立ち上がるため、同じポートで2つのプロジェクトを共存させることは出来ない。
よって、2つのプロジェクトそれぞれに別のポート番号を割り振る必要がある。
指定方法は --port
オプションを使う。
$ php artisan serve --port=7999
こちらによってデフォルトの8000ポートではなく、7999ポートでビルトインサーバを立ち上げることができる。
上記の方法で、それぞれに別々のポート番号を振り...
Laravel5.5の起動画面
Laravel7.3の起動画面
無事ローカルで2つのバージョンのLaravelを起動させることができました。
7.3のほうがちょっとメニュー増えて、Laravelのどでかロゴもちょっとおしゃれになってるのね。
ビルトインサーバなのでできることは限られているけど、簡単な動作比較検証なんかでは重宝するんじゃないかと。